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ジミー・ペイジ アーカイブ

『ロサンゼルス』 オリジナル・サウンド・トラック - ジミー・ペイジ (1982)

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"The Original Soundtrack: Death Wish II"
 レッド・ツェッペリン解散後、メンバーの中で一番最初にジミー・ペイジが発表したソロ・アルバムは、なんとチャールズ・ブロンソン主演のアクション映画のサウンド・トラック。(1982年)
 映画のサントラということもあり、ヴォーカルの入った曲は3曲で(うち2曲で元コロシアムのクリス・ファーロウが参加。)、どちらかと言えばバンド・サウンドというより、ジミー・ペイジのコンポーザー的な面が強調されているアルバムです。
 1982年には後天性側索硬化症を発症した元フェイセズのロニー・レインの呼びかけで行われ、元ヤードバーズの3人のギタリスト、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジが一堂に会し、ペイジ自身も解散後初となるステージにもなったチャリティー・イベント「A.R.M.S.コンサート」に出演。このコンサートでも"天国への階段"(インストルメンタルで演奏)と共にこのアルバムから"プレリュード"、"Who's To Blam"などが演奏されています。
 イギリスでのコンサートは好評で、引き続き1983年にアメリカ公演も行われ、イギリス公演でヴォーカルを務めたスティーブ・ウィンウッドに替わり、アメリカ公演では元フリー、バッド・カンパニーのポール・ロジャースが参加。ペイジ、ロジャースの共作による"ミッドナイト・ムーンライト"が演奏されるなど、1985年の"ザ・ファーム"結成へと繋がっていきます。


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ザ・ファーム (1985)

The Firm
The Firm
 1983年に行われた"A.R.M.Sコンサート"のアメリカ公演での共演をきっかけに、1985年に元レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ(G)と元フリー、バッド・カンパニーのポール・ロジャース(Vo)が結成したThe Firmの1stアルバム。ベースにトニー・フランクリン(後にブルー・マーダーに参加)、ドラムスは元ユーライア・ヒープ他のクリス・スレイド(後にAC/DCに参加)。
 シングル・カットされた"ラジオ・アクティブ"、アルバム随一のハード・ロック・ナンバー"クローサー"、"メイク・オア・ブレイク"、A.R.M.Sコンサートで既に演奏されていた"ミッドナイト・ムーンライト"他収録。


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ミーン・ビジネス - ザ・ファーム (1986)

Mean Business
Mean Business
 1st以上にロジャース色が強くなった2ndアルバム。相変わらず骨太のロック・サウンドを聴かせるものの、当時流行のサウンドとはかけ離れており、レコード会社もあまりプロモーションを行わなかった為、ジミー・ペイジポール・ロジャーズという2人のビッグ・ネームが結成したバンドの割にはセールス的に振るわず、バンドは2ndアルバム発表後のツアーも行われないまま自然消滅してしまいます。


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アウトライダー - ジミー・ペイジ (1988)

Outrider
Outrider
 ポール・ロジャースとの"The Firm"が自然消滅した後の1988年に発表されたジミー・ペイジのソロアルバム。1982年にも映画のサントラ盤として"ロサンゼルス"(サウンドトラック)が発表されていますが、本格的なソロ・アルバムとしてはツェッペリン解散後初となるアルバムです。
 個性的なジミー・ペイジのギターが満載のアルバムで、ブルース・ロックを基本とした70年代への原点回帰ともいえる渋めのハード・ロックを聴かせてくれます。しかし、ツェッペリン時代と同様にペイジのリフにヴォーカルが乗るというスタイルは変わらないものの、ツェッペリン時代の成功はペイジの才能だけでなく他の3人の個性、才能に因るところも大きかったと感じさせる部分も多く、聴く人を選ぶアルバムかもしれません。
 参加メンバーは故ジョン・ボーナムの息子ジェイソン・ボーナム(D)、フェリックス・クリッシュ(B)、"ザ・ファーム"のメンバーだったトニー・フランクリン(B)、クリス・ファーロウ("ロサンゼルス"にも参加)、ジョン・マイルス他。アルバム発表後にはツアーも行われましたが、ツェッペリン時代のような成功は収めることが出来ず、セールス的にも振るいませんでした。
 *ツアーにはジェイソン・ボーナム(D)、ジョン・マイルス(vo)、トニー・フランクリン(B)等が参加しています。
 ロバート・プラントがゲスト参加した"ザ・オンリー・ワン"他収録。


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カヴァーデイル - ペイジ (1993)

Coverdale & Page
Coverdale & Page
 ジミー・ペイジ(G)が当時同じゲフィン・レーベルに所属していた元ディープ・パープル~ホワイトスネイクのデイヴィッド・カヴァーデイル(vo)と1993年に結成したバンド。ロバート・プラントの代わりとしてカヴァーデイルを配したかのような編成とホワイトスネイク時代にツェッペリン・クローンとして叩かれることもあったカヴァーデイルとペイジの合体は驚きと賛否両論を呼びましたが、サウンド的には良質なブリティッシュ・ハード・ロック・アルバムに仕上がっています。ただし、カヴァーデイルがプラントの歌い方を意識したのではと感じさせられる場面も多く、ホワイトスネイク・スタイルの楽曲も入っているとはいえ、基本的にはペイジ主導で90年代型ツェッペリンを目指したアルバムなのかもしれません。
 セールス的にも全米5位、全英4位を記録し、ペイジとしてはツェッペリン以来のヒット・アルバムになりましたが、アルバム発売後に日本での公演を行ったのみでカヴァーデイルとのプロジェクトは自然消滅。そして翌年の1994年、遂にペイジはプラントとのユニット結成へと向かうことになります。
 完成度の高い名作バラード"Take Me For A Little While"、ペイジのリフ・メイカーとしての面目躍如"Shake My Tree"、"Waiting On You"、疾走感溢れる"Feeling Hot"、"Absolution Blues"他収録。


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ノー・クオーター - ジミー・ペイジ&ロバート・プラント (1994)

No Quarter: Jimmy Page & Robert Plant Unledded
No Quarter: Jimmy Page & Robert Plant Unledded
 1994年、遂に実現したレッド・ツェッペリンの2人のフロントマン、ジミー・ペイジ(G)とロバート・プラント(Vo)のプロジェクト。ロバート・プラントのバック・バンドにロンドン・メトロポリタン・オーケストラエジプシャン・アンサンブルを加えた編成で行われた「MTVアンプラグド」のためのライブ・パフォーマンスを中心に編集されています。新曲4曲に新たにアレンジされたツェッペリン時代の楽曲10曲を収録。(US盤、UK盤では全13曲)
 ドラマティックな展開で圧巻のパフォーマンスを聴かせるツェッペリン時代の代表曲"カシミール"他収録。

 ペイジとプラントのプロジェクトという事に加えレッド・ツェッペリン時代の楽曲を演奏という事になるとファンはどうしてもツェッペリンのハード・ロック・サウンドを期待してしまいますが、期待されすぎたことで損をしているアルバムです。基本的に「MTVアンプラグド」向けの演奏ですし、バンドの編成を見ても分かるように別物として聴くべきアルバムでした。また、実験的な要素も多く、どちらかと言えばプラントの好み及び意向がより強く反映されており、ファンの期待とは裏腹にペイジとプラントによる新しいサウンドの模索といった意味合いの強いサウンドになっています。レッド・ツェッペリンの再結成ではなく、あくまでもペイジとプラントによるプロジェクトであるということを強調したかったのかもしれません。
(但し、アルバム発表後のワールド・ツアーではよりハード・ロック色の強い演奏に変わっており、ツェッペリン・ファンとしては喜ばしいものの、このアルバムでのサウンドはいったいどういう趣向だったのか、と思わせられるところもありました。)


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ウォーキング・イントゥ・クラークスデール - ジミー・ペイジ&ロバート・プラント (1998)

Walking Into Clarksdale
Walking Into Clarksdale
 ワールド・ツアー終了後、ツアーに同行したバック・バンドのメンバーと共に制作された全曲オリジナルのスタジオ録音盤。(1998年発表)
 ワールド・ツアーでは"ノー・クオーター"のサウンドから一転してツェッペリン時代の曲をさらに大幅に導入し、サウンド的にもハード・ロック色の強いパフォーマンスを行ったものの、このアルバムでは再度ハード・ロック色を抑えギター、ヴォーカルともに控えめな演奏となり、アルバム全体のトータル感を重視した内容になっています。新しい音として聴いた場合面白い部分は多々あるのですが、ハード・ロックを期待して聴くと退屈なサウンドかもしれません。しかし、聴けば聴くほど味の出るアルバムでもあり、前作から続くペイジと特にプラントの新しい音への模索はある程度完成の域に近づいていたのではないかとも思えます。

 前作発表の際にも少なからず感じたことですが、ジョン・ポール・ジョーンズの『スクリーム・フォー・ヘルプ』(1985年)、このアルバム『ウォーキング・イントゥ・クラークスデール』の翌年に発表された『ズーマ』(1999年)、『サンダーシーフ』などを聴くと、(バンド名が"レッド・ツェッペリン"でなくとも、また"ツェッペリン・サウンドの再現"でなくても構わないから)ジョーンズがプレイヤー、もしくはプロデュース面で参加していれば『ノー・クォーター』、『ウォーキング・イントゥ・クラークスデール』ともに、ペイジとプラントの新しいサウンドへの欲求とツェッペリン・スタイルのハード・ロックを求めるファンの双方が満足でき、より完成度の高いサウンドに仕上がっていたのではないかとも思われ、ジョーンズの不在は残念でなりません。


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ライブ・アット・ザ・グリーク - ジミー・ペイジ&ザ・ブラック・クロウズ (2000)

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Jimmy Page & The Black Crowes
 ライブでレッド・ツェッペリンの曲をレパートリーとして演奏していたブラック・クロウズのコンサートにジミー・ペイジが飛び入りで参加してギターを弾いたことをきっかけに生まれたプロジェクト。このアルバムはジミー・ペイジ&ブラック・クロウズの全米ツアーの中からLAグリーク・シアターで行なった演奏を収録したライブ・アルバムです。

 ブラック・クロウズはツェッペリンのテイクに忠実な演奏をしており、クリス・ロビンソン(Vo)のヴォーカルもロバート・プラントとは声質、スタイルともに違うのにもかかわらず意外にツェッペリン・ナンバーにマッチしています。(その上自分の個性も充分にアピールしている、というのはクリスの上手さの証明でもあると思います。)ただし、ジョン・ボーナムと比べること自体が可哀想な事ですが、やはりツェッペリン・ナンバーでのドラムが気になってしまうのは仕方が無いことかもしれません。(ドラムも決して悪い演奏ではありません。)

 全体的にツェッペリンのハード・ロックな部分を期待するファンにとってはジミー・ペイジ&ロバート・プラントのプロジェクト以上にツェッペリンらしい演奏。しかし、ジミー・ペイジが参加しているとはいえ多くのツェッペリン・ファンの心情は微妙だったかもしれません。但し、ツェッペリン云々と深く考えずに聴くことが出来ればブラック・クロウズの演奏も素晴らしく充分に満足できる内容です。


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