![]() | In Rock: 25th Anniversary (UK) Deep Purple EMI 1998-06-30 |
アメリカのマイナー・レーベル、テトラグラマトンからワーナー・ブラザースに移籍したディープ・パープルが1970年に発表したハード・ロック路線第一弾にして1970年代ハード・ロックを代表する名盤。
これまでのジョン・ロード(Key)主導の音楽から一転、徐々にハード・ロック志向を見せつつあったリッチー・ブラックモア(G)主導で制作されています。このアルバムの成功以降、バンドはブラックモア主導のハード・ロック・バンドへと変貌を遂げ、一躍ビッグ・ネームのロック・バンドへと上り詰めることになります。
一般的に代表作といわれる『マシン・ヘッド』に比べると荒削りで有名曲も少ないのですが、個人的にはこの『ディープ・パープル・イン・ロック』が第2期ディープ・パープルの最高傑作ではないかと思っています。 スタジオ・ライブとも思えるようなパワフルで荒々しく衝動的なサウンド。そしてどのアルバムよりも激しく、暴力的なリッチー・ブラックモアのギター・サウンド、これぞまさしくハード・ロック!この『ディープ・パープル・イン・ロック』とブラック・サバスの1stアルバムによってハード・ロックというジャンルが確立されたと言っても過言ではありません。
ポップ・バンド、エピソード・シックスからディープ・パープルに参加したイアン・ギラン(Vo)のヴォーカルは前任者ロッド・エヴァンスと対照的にニュアンスよりもパワフルなハイトーンで押し切るタイプ。リッチー・ブラックモアのハード・ロック志向にもマッチしており、ギランの参加によって初めてブラックモアの望むスタイルが完成した、と言っても過言ではありません。また、同じくこのアルバムから参加したロジャー・グローヴァー(B)もベーシストとして評価されることは少ないのですが、後にプロデューサーとして名を馳せる事からも分かるようにバンドのアンサンブル面では重要なベース・プレイを聴かせていますし(特にフィルイン部分などでのプレイはかなり印象に残る、しかも効果的なフレーズが多いです)、作曲面でも多大な貢献をしています。
シンプルなリフとイアン・ギランのハイトーン・ヴォーカル、そしてギターとオルガンの掛け合いがスリリングな"スピード・キング"、ライブでのハイライト・ナンバーにもなった大作"チャイルド・イン・タイム"、ギランのシャウトとヘヴィなリフで正にヘヴィ・メタルな"イントゥ・ザ・ファイアー"他収録。









