![]() | The Song Remains The Same: Soundtrack From The Led Zeppelin Film Led Zeppelin WEA International 1990-10-25 |
1973年のマディソン・スクェア・ガーデンでのライブを撮影した劇場用映画『狂熱のライヴ』(1976年公開)のサウンドトラックとしてレッド・ツェッペリン活動中に唯一発表された公式ライブ・アルバム。しかし、サウンドトラックと言っても映画とは収録曲や曲順、そして別テイクの収録といった差異があり、単純に映画の音源を収録したというよりはライブ音源を利用してジミー・ペイジが新たに1つの作品として製作したアルバムといったほうが正しいかもしれません。
1973年7月27日、28日、29日に行われたコンサートの各テイクを編集して収録しています。
発表当時は唯一の公式ライブという貴重な存在で、レッド・ツェッペリンのライヴを聴きたい時の選択肢は(公式には)本作しかありませんでした。2003年に『永遠の詩(狂熱のライヴ)』以上にハイ・テンションで高い演奏レベル、そしてなんと言ってもロバート・プラント(Vo)の全盛期のヴォーカルを聴く事が出来る1972年のライブを収録した『伝説のライヴ』(2003年)が発表された現在となっては本作の存在価値も薄れてしまっていますが、『伝説のライヴ』で収録されている1972年以降に発売された、メロトロンの導入でプログレッシブ・ロック色が強く、ジョン・ポール・ジョーンズのバンド内での活躍が目立つアルバム『聖なる館』(1973年)収録曲のライブ・ヴァージョンを聴く事が出来ること、名曲"天国への階段"の出来も良くライヴ・ヴァージョンの決定版ともいえる内容を持っていることなどから決して疎かには出来ないアルバムです。また、全体的に本作でのレッド・ツェッペリンの演奏は可も不可もなし、レッド・ツェッペリンのライヴとしては平凡なものと言わざるを得ませんが、下手な海賊盤に手を出すよりはきちんと編集を施された公式盤ということで音質的にも内容的にも無難。
現在(2007年)レッド・ツェッペリンの公式ライブ音源は、1969年と1971年にイギリスBBCのラジオ放映用に収録された、初期ツェッペリンのブルーズ色の強い時期の『BBC Sessions』(1997年発表)、ロック・バンドとして絶頂期を迎えた時期の1972年『伝説のライヴ』(2003年発表)、そして1973年のライブを収録した本作『永遠の詩(狂熱のライヴ)』(1976年)の3作が発表されていますが、可能であれば1975年以降の後期ツェッペリンの公式ライヴ音源も欲しいところ。しかし、有名な海賊盤の名盤("Destroyer"、"Listen to This Eddie"等)が幾つかあるとは言え、1975年以降はバンドの演奏レベルが著しく落ちてしまう時期でもあり(特にジミー・ペイジ)、音源的に良い物が残っていない等の理由で実現は難しいのかもしれません。何とかジミー・ペイジお得意の音源発掘作業&編集で後期ツェッペリンのライブ総集編的な公式ライヴでも出してくれないかと長年待望しているのですが。。。。
スタジオ盤では緻密な音作りをするレッド・ツェッペリンのライブならではの勢いに任せた荒削りな演奏が魅力。代表曲"ロックン・ロール"、"天国への階段"、"胸いっぱいの愛を"に加え、『聖なる館』収録曲で後期ツェッペリンのライヴでのオープニングを飾ることの多かった"永遠の詩"、"レイン・ソング"、ジョン・ポール・ジョーンズの弾くメロトロンが幻想的な"ノー・クォーター"他収録。
1. ロックン・ロール
2. 祭典の日
3. 永遠の詩
4. レイン・ソング
5. 幻惑されて
6. ノー・クォーター
7. 天国への階段
8. モビー・ディック
9. 胸いっぱいの愛を
Jimmy Page.....g.ジミー・ペイジ
Robert Plant.....vo.ロバート・プラント
John Paul Jones.....b.ジョン・ポール・ジョーンズ
John 'Bonzo' Bonham.....ds.ジョン・ボーナム









