![]() | Led Zeppelin II Led Zeppelin WEA International 1994-06-21 |
衝撃のデビューアルバムから半年。よりハードに、そしてグループの音楽性も多彩に広げながら、バンドの人気を決定付けたレッド・ツェッペリンの2ndアルバム。
後のHMへ多くの影響を与えた"胸いっぱいの愛を"。今作から作詞で曲作りに参加したロバート・プラントの好みが色濃くが反映された"サンキュー"、"ランブル・オン"。ライブでは欠かせないJimmy Pageのヘヴィなリフと炸裂するギター・ソロが聴ける"ハートブレイカー"、ジョン・ボーナムのドラムソロで有名な"モビー・ディック"などレッド・ツェッペリンのコンサートには欠かせない代表曲の数々を収録。
1969年12月にビートルズの「アビー・ロード」を抜きビルボード第1位を獲得したレッド・ツェッペリンの金字塔的アルバムです。
1stアルバム発売後、イギリス、アメリカ、ヨーロッパを巡る過酷なツアー中に曲作りが行われ、ロンドン、ロサンジェルス、ニューヨークなど様々な場所でレコーディングされたにも拘らず、ジミー・ペイジ(G)のヘヴィーなギター・リフと火を吹くようなギターソロ、ロバート・プラント(Vo)の華のあるヴォーカルと時にジミー・ペイジのギターに絡みつくようなシャウト、ジョン・ポール・ジョーンズ(B,Key)の的確なベース・ラインとオルガン、ジョン・ボーナム(D)の重量級且つ跳ねるボーナム独特のリズムなど、後のハード・ロック、ヘヴィー・メタルに多大な影響を与える楽曲の数々を収録した傑作アルバムを作り上げています。
1stアルバム制作時はジミー・ペイジ以外のレッド・ツェッペリンのメンバーはほとんど無名で、ジミー・ペイジがこれまで暖めてきた楽曲アイデアの具体化、4人が揃ってからライブで鍛え上げてきた楽曲の収録、という感が強かったのですが、この2ndアルバムになると他のメンバーも積極的に曲作りに参加するようになり、各メンバーの趣向が少しずつ出てきています。特にロバート・プラントの作詞面での活躍は大きく、前作に比べ他人名義のクレジットはなくなっています。(実は、そのクレジットでは不味いのでは、と思われる曲もあります。改作、盗作云々、と言われつくしていますが(笑)
後のHR、HMバンドのお手本ともなった"胸いっぱいの愛を"は特に強力。ロバート・プラントの絶叫ヴォーカルとジミー・ペイジのメタリックなギターリフ、意表をつくテルミンやエコーを駆使した中間部など、レッド・ツェッペリン以降のロック・バンドへの影響は計り知れません。その他の曲もレッド・ツェッペリンのライブでの定番曲ばかりで、ヘヴィーなリフから始まり、途中のブレイク以降ジミー・ペイジの激しいギターソロが聴ける"ハートブレイカー"。"モビィー・ディック"でのジョン・ボーナムのドラム・ソロ。前半部分のブルーズから後半のハード・ロックへと展開する"ブリング・イット・オン・ホーム"。ジョン・ポール・ジョーンズのベース・ラインが素晴らしいブルーズ・ナンバー"レモン・ソング"。その他にもハード・ロック調の曲ばかりでなく、既に次の3rdアルバムへの橋渡し的な曲も収録されていて、まさに名曲揃いのアルバムです。
ただし、ジョン・ボーナムのドラム・プレイについては、その後のライブ盤(海賊盤含む)などで聴くプレイよりかなり地味な印象があります。基本的にレッド・ツェッペリンはリズムを録音してから、それをベースにジミー・ペイジがオーバー・ダビングを繰り返す、という手法が取られることが多いのですが、多忙なツアー中ということもあって時間も無く、ジョン・ボーナムが曲を把握、曲への発想を拡げる以前にドラムの録音を終了し終えてしまったのではないか、とも思えます。『永遠の詩』、『BBCライブ』、『伝説のライブ』、『レッド・ツェッペリン DVD』での2nd収録曲のライブ演奏とスタジオ録音の演奏を比べると差は歴然、圧倒的にライブ演奏の方がアイデアも豊富で、演奏自体も優れています。
(Side A)
1.胸いっぱいの愛を
2.強き二人の愛
3.レモン・ソング
4.サンキュー
(Side B)
5.ハートブレイカー
6.リヴィング・ラヴィング・メイド
7.ランブル・オン(Ramble on / Page & Plant)
8モビー・ディック(Moby Dick / Bonham, Jones & Page)
9.ブリング・イット・オン・ホーム(Bring It on Home / Page & Plant)
Jimmy Page.....g.ジミー・ペイジ
Robert Plant.....vo.ロバート・プラント
John Paul Jones.....b.ジョン・ポール・ジョーンズ
John 'Bonzo' Bonham.....ds.ジョン・ボーナム









